世界を変えるような恋の物語から少しの時が経ち――。
季節は秋。
香々見(かがみ)学園は、秋の学園祭「カガサイ」の季節を迎えようとしていた。
主人公・常坂一登(ときさかいちと)は、杉並(すぎなみ)や叶方(かなた)といった悪友はもちろん、春頃にできた最愛の恋人とともに、充実した学園生活を送っていた。
「カガサイ」は、体育祭と文化祭、そして後夜祭とで構成される、香々見学園最大級の「お祭り」である。
お祭り好きな仲間たちとはもちろん、クラスメイトたち、そして恋人と迎える「カガサイ」は、きっと楽しく、キラキラと輝いて、忘れられないものになる――。
まだ雪が降るには早いけれど、
白く光り舞い踊る人工妖精がロマンチックを演出する香々見島で、
二人の道を歩みはじめた恋人たちの物語が、再び紡がれる。
ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編 Windows版